1989年の21歳の誕生日戒厳令下の北京にいた

with コメントはまだありません

黒豹楽隊
1989年の21歳の誕生日戒厳令下の北京にいた。
そこは、100万人と言われる、反政府のデモ隊で街が埋め尽くされていた。
中国の北京でレストランを始めたのが1990年の5月から。
あの北京の学生たちが、天安門広場で皆殺されたのが1989年6月4日の天安門事件。
まさか、1年足らずで再び戻って来た。
当時はまだ、完全にデモを鎮圧するために、各交差点毎に機関銃をもった人民解放軍の兵士が24時間、市民を監視していた。
「全員が平等」のスローガンの元に、どれだけ頑張っても報われない、豊かになれない、自由もない、あの時代の北京に、奇跡的に誕生した初の大陸出身のロックバンド黒豹楽隊。
「dont break my heart」「無地自容」などに代表される1stアルバムは、あの中国で正規盤が150万枚も売れた。
あの時と全く同じ雰囲気の国を僕は知っている。
「口先だけの政策」「5年後、10年後のビジョンは国も地方にも、市民にもない」
そんな時に突然表れて爆発的にヒットした、ロックバンドRADWIMPS「スパークル」「前前前世」。
ぜひ、これをきっかけに、この国も、こどもたちが夢を持てる国になって欲しい。